アロワナの飼育環境について
アロワナを初めて購入するとき、まずは飼育環境を整えます。
水槽の種類やサイズ、病気になったときの対処法など、ある程度知識を蓄えましょう。
水槽の種類は「アクリル水槽」を選ぼう
水槽の種類は、主に「アクリル水槽」と「ガラス水槽」の2つがあります。このうち、アロワナの飼育におすすめ・向いているのは「アクリル水槽」です。
アクリル水槽は価格が安く軽いため、低コストな上に利便性に優れています。
さらに、ガラス水槽の場合はアロワナが衝突した際、割れてしまう可能性がありますが、アクリル水槽は非常に割れにくいので、そのような心配はありません。
水槽サイズの最低ラインは、
横120cm×奥行き60cm×高さ45cm
用意する水槽サイズは、最低でも横120cm×奥行き60cm×高さ45cm以上のものを選びます。このサイズの水槽であれば、体長50cm以下のアロワナを飼育できます。
当店で販売している「過背金龍」と「紅龍」は成魚になると体長60~70cm程になりますので、上記の水槽だとアロワナが元気に泳げなくなる場合があります。そのため、体長60cmを超えるアロワナを飼育する場合は、横180cm×奥行き90cm×高さ60cm程度の水槽がおすすめです。
水槽は直射日光を避けた静かな場所に設置する
水槽を設置する際は、直射日光となる窓際を避け、テレビ・ドアから離れた場所がおすすめです。
アロワナは温度管理が非常に重要であり、28度前後になるよう調節する必要があります。騒音・振動にも敏感なため、テレビの音量やドアの開閉音でびっくりしてしまい、ケガをする恐れがありますので、可能な範囲で注意してください。
また、アロワナ水槽を東南に設置すると風水的に良いため、ぜひ設置する方角にも気を配ってみてください。
単独から混泳に変えたい場合は性質に合わせて
混泳自体は可能ですが、アロワナの性質に合わせて一緒に飼う魚を選ぶ必要があります。
アロワナは縄張り意識が強く、自分よりも小さな魚を捕食する性質がありますので、「遊泳層の違う魚」「捕食されない魚」を選ばなければなりません。
アロワナとよく混泳されているのは、下記のような魚です。
セルフィンプレコ
コケ取り能力に優れており、主に水槽の底で活動しているため、アロワナと遊泳層が異なるので混泳しやすい魚です。
カラープロキロダス
こちらは水槽の底にたまったエサを食べてくれる他、アロワナのフンも食べてくれますので、混泳させることで水質を維持できます。
ポリプテルス
アロワナと遊泳層が異なり、主に水槽の底で活動している大人しい魚です。流木などで隠れ家を用意してあげると、よりトラブルが発生しにくくなります。
アロワナの様子がおかしい、病気にかかった場合は?
万が一、アロワナが病気にかかった場合は、早めにアロワナを購入したお店の人に相談することをおすすめします。
しかし、必ず治るわけではありませんので、大切なのは病気にかからないよう飼育することです。
日頃アロワナを観察していると、動き方や口・ヒレ、体・目などにちょっとした変化が見られる場合があります。
早めに気づくことができれば、大事に至る前に対策が行えますので、注意深く観察しておきましょう。
アロワナの輸入について
天然のアロワナは絶滅危惧種として、ワシントン条約で輸入が禁止されているほど貴重な熱帯魚です。
そのため天然のアロワナ輸入は条約違反となります。
しかし、人口交配されたアロワナであれば、条約違反になることあありません。実際の店舗で販売されているアロワナは人工的に繁殖させたものとなります。
当店で販売しているアロワナも、違反でないことを輸入元に確認しておりますので、どうぞご安心ください。
調べても分からない!
そんな時は当店へお越しください
当店は福岡では数少ないアロワナのセレクトショップとして、自信を持って販売しております。
水槽の設置場所から飼育の仕方、病気・ケガなどのフォローまで、あらゆるお悩みにお応えしておりますので、疑問や不安などがありましたら、お気軽にご相談ください。
一般的に、アロワナは飼育が難しいと言われていることがありますが、事前に気をつけるポイントを知っておけば、初心者の方でも飼育できます。
「飼ってみたいけど、ちゃんと育てられるか不安」という方は、ぜひ当店のスタッフまでお声かけください。